秘密の異端者 secondstory


赤い雫が空を舞う


「!?っ、弦!」

「!?!?!?!?」

「っ、弦!」

「弦っ!?」


和哉たちの焦った叫びが木霊する

地に膝をついた弦の表情は
良く見えない

だが、弦の頬に赤い液体が
伝うのが見えた



弦っ!!!



「っ、大丈夫だ。少し掠っただけ」


弦は顔を上げると乱暴に
左頬の血を拭った

だが、その顔は痛みに少し歪んでいる