私は咄嗟の事に声が出ない その間にも橘は右手の拳を 弦に降り下ろす さっきと同じモーションだ 弦はそれを軽くいなした _________…が 次に迫るのは蹴りじゃない 鋭利なナイフだ それに弦が気付くには 少し遅かった 避けようと動くが 既に動いているナイフは 獲物を捕らえるように切りつける 私は動揺して上手く力が使えない 悔しい… こんな時に使い物にならない 自分が嫌だ