秘密の異端者 secondstory


私は咄嗟の事に声が出ない

その間にも橘は右手の拳を
弦に降り下ろす

さっきと同じモーションだ

弦はそれを軽くいなした


_________…が

次に迫るのは蹴りじゃない


鋭利なナイフだ


それに弦が気付くには
少し遅かった

避けようと動くが
既に動いているナイフは
獲物を捕らえるように切りつける


私は動揺して上手く力が使えない

悔しい…

こんな時に使い物にならない
自分が嫌だ