秘密の異端者 secondstory


「うらぁっっ」


意識を戻せば橘は勢いよく
弦に向かって大きく右手を
振り上げていた

しかし、弦はそれを難なくかわす

だが、間髪入れず橘が振り上げた
左足が弦の頬を掠める


「チッ」


弦は直ぐに体勢を立て直すと
橘の鳩尾に蹴りを入れた

橘はまだ立っていた


「クソッ」


顔を歪めて唾を吐き捨てる