秘密の異端者 secondstory



橘は言った

“お前らなんかに”

橘は言った

“俺が負けるわけ”


無意識かもしれない

それでも橘は炎月のことは
一纏めにしたのに、自分の事は
俺という個人を指した

力で纏め上げるやり方しか知らなくて
信頼なんて生まれなくて
喧嘩の強い奴が一番だと思ってる

だから橘は武器も使うし
周りに圧力をかけてるから
いざという時、誰も立ち上がらない


「悲しいね…」


私は一人、吐息の中に言葉を隠した