秘密の異端者 secondstory


私は屋上のフェンスを越え
そのギリギリの場所に腰を下ろした

一番よく校庭が見える特等席だ

誰もこちらに気付くものはいない

私は静かに下を見下ろす


2つの集団の頭で睨みあうのは

弦と橘


弦の周りには和哉 将騎 裕 聡


懐かしい顔に体が熱くなる


「皆…」


駆け出したくなる衝動を抑え
深呼吸をする

あくまで私は氷月

不正があった時にしか動けないんだ