私は屋上のフェンスを越え そのギリギリの場所に腰を下ろした 一番よく校庭が見える特等席だ 誰もこちらに気付くものはいない 私は静かに下を見下ろす 2つの集団の頭で睨みあうのは 弦と橘 弦の周りには和哉 将騎 裕 聡 懐かしい顔に体が熱くなる 「皆…」 駆け出したくなる衝動を抑え 深呼吸をする あくまで私は氷月 不正があった時にしか動けないんだ