氷月再開にあたって初めにしておく事 勿論それは私にその名をくれた人に 再開の宣言をしておくことだ 私はこの街に来て始めて電話帳に 刻まれた名前にコールを発信した 《もしもし?》 「お久しぶりです」 《おぉ!氷月か》 懐かしい声に私は頬が緩んだ 元気そうな声には 少しの疲れが感じられる 「お変わりないですか?」 《まぁ、変わりないといえば変わりないけど、氷月が居なくなって少しハメを外す奴が出てきてその対応で忙しくなったな》 電話の向こうで迅さんが薄く笑った 気配を感じた