秘密の異端者 secondstory


リビングの隅にある鏡に映る
私は今にも泣き出しそうな
顔をしていた


どうして…_______?


「行くのか?」


父さんの言葉にハッとなる

父さんは静かに微笑んでいた


「ねぇ?行くって何?鮎はもう、何処へも行かないよね?ね?」


母さんの悲痛な声が
心臓を鷲掴みにされたように痛ませる


そうか…

私がずっと二人を不安にさせ
苦しめてた

それが何処かで分かってたから
私は今、こんなにも
苦しくて泣きそうなんだ