秘密の異端者 secondstory


電話を切った私は
母さんと父さんがいるであろう
リビングに足を向けた


予想通り二人はソファーに
座って喋っていた


「父さん、母さん」


私はそんな二人に声をかける

柔らかな声と表情で振り返る
父さんと母さんは
私が再びこの家を出るなんて
思ってもいないだろう


「ん?なあに?」


母さんの優しい声が
私の心を締め付ける

ぐらぐらと気持ちが傾きそうに
なるのを息を吸って押さえ付ける