秘密の異端者 secondstory


たった数メートルが
何十メートルにも感じられた


母さんが触れられるくらいまで
近くに来るのが
何十時間にも感じられた





私は必死に声を出そうとするが
上手く言葉が出なくて
口をパクパクさせていた


沢山喋りたいことがあったのに
上手く言葉にならない



私は顔をあげて
やっと母さんと視線を合わせた