「鮎……」 母さんはもう一度小さく呟いた そして瞳からは 透明な涙が一筋 こぼれ落ちた________ その涙に私はハッとする 母さんはゆっくりと 私の方へと歩いてくる 確かに一歩ずつ 確実に…… 母さんの瞳には私しか映っていない