秘密の異端者 secondstory


「鮎……」


母さんはもう一度小さく呟いた

そして瞳からは
透明な涙が一筋
こぼれ落ちた________



その涙に私はハッとする





母さんはゆっくりと
私の方へと歩いてくる



確かに一歩ずつ
確実に……


母さんの瞳には私しか映っていない