永遠の君に

「ユーエー!」

優衣と同じ制服を着て、卒業証書を小脇に抱えた2人の女の子が駆け寄ってきた。

「おうっ!

マキ!

アサコ!」

優衣は前髪に触れていた手を離すと、2人に向かって手を振った。

私は頬を冷ますように、空を見上げた。

地球の裏側まで続いているんじゃないかと言うくらい、空は青く晴れ渡っていた。

青空を充分に眺め、優衣に視線を戻すと、彼女は女子高生特有のテンションでマキとアサコと話をしていた。

彼女たちのテンションについて行けない私は、所在なく立ちつくしていた。

しばらく3人のやりとりを聞いていると、マキと呼ばれた女の子と目が合った。

「ユエ、この人は?」

「わたしのお父さん」

人懐っこい笑顔を浮かべ、優衣が腕を組んだ。

高鳴りが収まりかけていた心臓が、また高鳴り始めた。

「えっ!?

ユエにお父さんがいたの!?」

もう1人のアサコが驚いた声をあげる。