「他にまだ倉庫に行けば二人いるよ!亜津沙ちゃん名前覚えた?」


「倉庫に行けば…?どういう意味?」

「亜津沙を俺らの姫にする」

と総長さんから姫という言葉が出た

私は、姫の重みを知っている

私が勝手な行動をすると、族全体に迷惑をかけるから


「…………………………………………」

「亜津沙ちゃん?」

「断る」

「どうして?今日だって女子たちに手上げられそうになったのに?」

「別に、関係なくない?それとこれは」

自己紹介しかしてない総長さんが口を開いた

「さっき、クラス表見た時に俺は殺気を出した。なのに、平気な顔をしていた。お前は以前暴走族と関わるような所に居たのか?」

ヤバい、そう言えばそんなこと言ったらあったような…

まー、どうにかなるだろう

「それと…さっき、女達がお前を殴ろうとした時お前はどうして動かなかった?殺気で微投打にしなかったあんたなら動けたはず。どうしてだ?」

面倒くさいことになってきた…

適当に誤魔化せないかな?