「菜々美、上靴探しに行くよ。」

「ありがとう。」

なんか、光輝君と優美に助けられてばっかりだな。
なんか、かっこ悪いなー、私。

「菜々美ー。
上靴あったけど使えないから、学校のスリッパ借りてきたよ。」

「なんで使えないの?」

「それが…
トイレの水道に濡れたまんま、捨てられていたの!」

「そっかー。
よく見つけてくれたね。
本当に、ごめんね。」

「なんで菜々美が、あやまるの?
私許さない。

菜々美は、被害者だよ。

ごめんねじゃなくて、ありがとうにしてよ。」

「そうだよね。

優美ありがとう。

大好きだよ!」
  
「私も、菜々美の事大好きだからね。
これからも…いいや、私が死ぬまで親友だからね。」

「優美ー。」


私がいじめられて気づいたことは、いじめられて悪いことばかりじゃなかったことと、仲間がどんなに大切かわかった。
私は、本当にみんなに守られているんだね。

よーし私…
桃子と戦うぞ。