オレ様専務を24時間 護衛する Ⅱ



「ねぇ、それって本当なの?!」

「うんっ!だって、5000円の会費じゃ、景品なんてたかが知れてるじゃん。それに料理だって、打ち合わせの時のメニューに無かった物ばかりだし、あり得ないくらい豪華だったじゃん!」

「そう言われれば……。確かに、同窓会で食べれるようなメニューじゃ無かったかも」

「でしょ?結婚式だって、そうそう食べれないような高級食材のオンパレードだったじゃない」

「じゃあ、御影の御曹司の相手が………あの中に居たって事?!」

「………そうらしい」

「「って、誰なのぉ~~っ!?」」


幹事の子とその友人が化粧室前で会話していた。

内容が内容だけに、発狂に近い声で……。

ここが、カラオケ店なのが有難い。


朱夏もその会話を耳にして、気付いたようだ。

瞬時に視線を私の方に向けて、固まっている。


「朱夏」

「っ……うん」


私は彼女の腕を取り、何食わぬ顔で化粧室内に足を運んだ。

あの場で朱夏に話をするのも危険だし、今更弁解した所で何も変わらない。

個室1つ1つを確認した朱夏は、


「どういう事?あの子らが話してた事って、本当なの?希和知ってたの?」

「ううん、何も聞いてない」

「じゃあ、どういう事?何で御影の名前が出てくるわけ?」

「それは………多分………」