学校での王子からは想像がつかない程の 無表情っぷりに反論するのも忘れていた。 「否定しねぇのかよ。」 舌打ちしながら、また歩き出した。 『ちょっと待って!何?私が黒澤君を? それ誤解だから!』 そう叫ぶと足がまた止まり、こっちを向い た。 「学校出るとき二人でこそこそしてたろう が。さっきもトイレの前で。」 『あれは…』 言いかけた時、いきなり雷が鳴り 雨が降り始めた。