チェリー×チェリー


「ずっと…………好きだった 付き合ってくれ」

「なっ……」

周りが「おぉー」と騒ぐ。

「龍くん、私が好きなのは……!!」

本人がいることや周りに部員がいることを思い出し、言うのをやめた。

「……龍くんの馬鹿!!」

それだけ言い残して私は体育館の外に走っていった。