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放課後になった。
もう部活の時間だ。
部室へ向かい中に入るけれど、心は重い……

「あ、葵もう良くなったんだ?」

美緒ちゃんがとっくに先に来て着替えを済ませていた。

「うん、昨日はごめんね 仕事任せることになっちゃって……」
「大丈夫だよ!体調も戻ったことだし……あ、ねぇ 昨日桜井くんがさ、すごく調子悪かったんだけど何か知らない?」

心当たりがありすぎる……でもあんなこと誰にも言えないよ……!

「な、何も知らないよ?」

我ながら、嘘が下手だ。思いっきり噛んでしまった……
でも、美緒ちゃんは察してくれたのか「そっかー」とだけで特に突っ込むことは無かった。