「わあ!桜井くん急いで!時間来てるよ!」

時計を見ると45分。龍くんに怒られてしまう……

階段に差し掛かったときに桜井くんの息が乱れていたので(私達のクラスは最上階の端なの。)「大丈夫?」って聞こうと思い振り返った。


「桜井くん大じ…… え、キャァ!」

足元がガクンとなり、体が浮いた。

ヤバいっ……!落ちる!

「星野!」

桜井くんの私を呼ぶ声が聞こえ、
あれ?桜井くん私のことさん付けじゃなかったっけ?


……とか思っている間に落ちた。




バンッ という音がして、体がたたきつけられた………………