しばらく沈黙が続いて。それを破ったのは優人とかいう人だった。

「君、名前は?」

「甲斐 楓華。17歳。桜凛高校2年S組。地味子でいじめられっ子。親に虐待されてて、今日やっと家をでてきた。家族構成は母はキャンブルに溺れて家を出て行った。父は小さな会社を経営している。姉と妹がいるけど、姉は4年前にでていった。妹は私とおんなじように父から虐待受けて、いま、部屋に閉じこもってる。」