いい感じに酔っ払ったし、お腹もいっぱいになった。
居酒屋を出て、また夜の街を手を繋いで歩いた。
だんだんと人が少ない細い道に入っていった。
暗くて静かで、さっきまでの明るく賑やかな街が近くにあるとは思えないような道を歩いた。
もう私たち以外の人はいない。
どこへ行くんだろう…とただひたすらケンについていった。
「ちえちゃん」
「ん?っ…!」
名前を呼ばれたのでケンの方を見たら、次の瞬間キスをされた。
その後も、何度も何度もキスをした。
ケンの舌が入ってきて、絡まり合う。
息をするタイミングがわからない。
そのぐらい激しいキスをした。
