助手席に乗り込みドアを閉めると、ショータがブランケットを膝に掛けてくれた。 「ありがとう」 「ん。シートベルトしてね」 「あっ、うん」 急いでシートベルトをし、車が動いた。 色々聞きたいことがあったけれど、 「ってか運転していいの!?」 これが一番心配だった。 ショータ、お酒飲んでたのでは…? 「大丈夫。俺酒飲めないんだわ」 とりあえず飲酒運転ではないとわかって安心した。