真実アイロニー【完結】




本当に、これで安心出来たかもしれない。
あんなに小早川の事を考えてくれてる保護者がいるじゃないか。

あんな身近に。


不安だって思ってたけど、もう大丈夫だ。


後は小早川をちゃんと見送ってやらないと。
俺が、な。



……なんだかんだ、寂しいのは俺かもしれないし。



先生として見送らないと。



文化祭の準備などで慌ただしい毎日。
だけど、小早川には関係ない。

もう引っ越してしまうから。
当日にはいない。


もちろん頼まれれば、その役割をきちんとこなしてはいる。



そこに情熱がないのは、引っ越すってのも大きいと思う。
小早川にもいい思い出を作ってやれないだろうか。