真実アイロニー【完結】




“早乙女先生の事は信頼してる様に見えたから…、残念だよ”


小早川はどんな様子で、俺の事を教頭先生や校長先生に話したのだろうか。


どっちにしろ、俺の恋心はもう封印しなくてはいけないのだけど。
良き生徒として、これからも小早川を支えて行きたい。


もしも。
何かがあって、切ってしまった場合に引っ越してしまったらすぐには駆け付けられない。

あんな風に手当てなんて出来ないんだ。


それがどうしようもなく不安ではあるけど。


小早川は大丈夫、なんて言えない。
子供ってのは大人が思ってる以上に、勝手に自立していくモノだけど。


後ろに支えてくれる人がいるから。


若い時はそんな簡単な事にも気付けない。
それが友達だったり、両親だったり。

どんな存在かはわからないけど。