真実アイロニー【完結】


「初めまして。早乙女です。
37名、全ての生徒が明るく、楽しく、笑って進級出来る様にしたいと思ってます。
なので、何かあればすぐに話して下さい」



そう言った後、クラスの視線の色が変わった気がした。


……え?


皆が何故か、急に温度を失くした様に静まり返る。


その時に、微かに聞こえた声。


「あいついたら無理だよな」


……あいつ?


誰の事を言ってるんだ?

もしかして、空席の子の事か?


気を取り直して、俺は再度笑いかけた。