幸せでした。

桜が咲き誇るこの季節。
私、桃原 空音は高校生になった。

『そーらね!
 風ちゃんたち来たわよ!』

『え、はや!』

『あんたが遅いのよ!』

『んー、もう行ってきます!!』

『気をつけてねー。』

風ちゃんというのは私の向かいに住んでいる内山 風。

『空音、高校生になっても寝坊かよ。』

このちょっと俺様みたいのが、
私の隣に住んでいる青石 大地。

『大地、人はそう簡単に変わんないんだよ!』

この優しい男子が、風の隣に住んでいる和泉 海斗。

『そうだそうだ!』

『空音が言うな!』

ベーっと大地に向かってべろをだす。

ーパチンッ

『痛い!
 何すんのよ、大地!!』

私は大地に頭を叩かれた。

『まぁまぁ、大地も空音も落ち着いて!』

私と風と大地と海斗は幼なじみだ。
物心ついた時には一緒にいた。

『もう、早くしないと遅刻するよ!』

しっかり者の風。
優しい海斗。
お調子者の大地。
そんな大地といつもケンカする私。

性格は4人ともばらばら。
でも、一度も破壊することなく今までずっと一緒。