わんこ系男子の観察日記

「…〜〜仕方ない」
わたしは確かに男が嫌いだし、悪寒もするけど、それでも血も涙もないわけじゃない!
わたしはスマホを取り出し、あるアプリを立ち上げる。
そして周りを確認し、音量をMAXにあげる。
そして__________

《ウーッウーッウーッウーッ!!!》
「…?!!」
あたりにパトカーのサイレン音が響き渡る。
慌てたように金髪は手を離し、チット舌打ちしてから慌てて逃げて行った。
…わたしは黙ってアプリを終了させる。
その途端、サイレン音が止まる。
…音源アプリをとってよかった…!!!(アキとかにはなんでそんなの取るのって呆れられてたけど)
「…っ、あのっ…ゲホッゲホッ」
「あーいい、喋らなくていいよ、はいこれ」
黙ってハンカチを渡して、早く去ろうと足を進める。
早くしないとケーキが(頭の中それだけ)!!!
「…で、でもお礼を」
「い、いいってば、気にしないで」
長い前髪のメガネくんは、そういっても聞かない。