「傑作だったなー」
「うるっさいよ!」
「アイタタタタっっ?!」
そういって私は目の前の男のほおを全身!全霊で!つねりまくる。
「アイタタタタ…ていうかさ、お前本当にどーするの?このままじゃ人間生活できねーだろ」
「へ、平気だよ!男嫌いでもさわれないわけじゃないし!少し悪寒がするだけだし!」
目の前の男___間宮亜樹、通称アキは私の幼馴染。
ちなみに男。
わたしが無意識に男と認識してない数少ない人物。
小さい頃からずっと腐れ縁で、ずるずるとここまで来た。