「まあ、こんな所でも何ですので、どうぞ」
「はい……」
彼女に促され、私は適当な所に腰を降ろした。
「今、お茶を持ってきますね」
「ありがとうございます……」
待ってる間、なんとなく芹沢さんの方を見てみると、楽しそうな声が聞こえてきた。
「芹沢さん、うさぎさん描いて!」
「うさぎじゃな?よし……」
「あははははっ!変な絵ー!」
「うさぎさんは、もっとかわいいよー!」
ああっ、そんなこと言ってぇ……
芹沢さん、怒るよー……?
「そうか?では、お主が手本を描いてくれぬか」
「いいよ、任せてっ!」
ヒヤヒヤしている私とは反対に、子供達はキャッキャッと笑い声を上げていた。
「おお!上手いではないか!」
「ヘヘッ!どんなもんよ!!」
え……
芹沢さんが、笑ってる……?
あの人が笑ってるのなんて、初めて見た……
「おまちどおさま」
そこへ、さっきの女の人が帰って来た。


