天狗娘は幕末剣士



平助くん、若いのにとっても強いんだ……




流石、八番組の組長なだけある。




強さに年齢は関係ないんだな。




「よっしゃあ!

 杏子、次はお前が来い!」




「はい!」




とうとう来た……




私の番だ。




小さめの竹刀を持ち、私は平助くんの前に立った。




「杏子、悪いけど……

 手加減しねえからな」




「もちろんだよ」




すると次の瞬間、平助くんがニヤッと笑い……




「どっからでもかかって来い」




その言葉を聞いて、私は柄をギュッと握り締めた。




「やあああ!」




竹刀を振り上げ、素早く打ち込んでいく。




だけど、平助くんはなかなか隙を作ってはくれない。




「っやるな、杏子……

 今度は、こっちから行くぜ!」




そう言うと、今度は平助くんが私に攻撃を仕掛けてきた。