天狗娘は幕末剣士




“大丈夫ですよ、天狗の少女”




「え……?」




どこからともなく、声が聞こえてきた。




とても澄んだ、綺麗な声……




“そこにいる青年は、絶対に死にません

 私達が、力を貸します”




すると、地面から柔らかそうな光の玉が、沢山出てきた。




それは、かすかに緑の色をしていて、温かい光を放っていた。




「な、なんだこれ!」




驚いている平助くんも、明るく照らされている。




これは、何……?



そう思っていると、光は斎藤さんに集まり、やがて多くの光が彼の体を包み込んだ。




「「!!」」




その光景に、私と平助くんは目を見開いた。




「斎藤さん……?」




私がそう呟くと、また声が聞こえてきた。