天狗娘は幕末剣士



「一くん!しっかりしろよ!」




平助くんが必死に斎藤さんに呼び掛ける。




だけど、段々と斎藤さんの息が弱くなっていく。




「斎藤さん!嫌っ!死なないでください!!」




私は斎藤さんの手を握った。




「っ!」




手が、冷たくなり始めてる……




また、目の前で、大切な人を失ってしまうの……?




「一くん、一くん!」




「斎藤さん……!」




私は、彼の手を強く握って、願った。




神様、お願いします。




どうか、この人を助けてください。




「斎藤さんを、助けてください……!」




そう言った直後……