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(斎藤side)
……暖かいな……
……ここは、どこだ……?
ゆっくりと目を開けると、天井の木目が目の前に広がった。
「あ!一くん、目が覚めた?!」
ボーッとしていると、平助が俺の顔を覗き込んできた。
「平助……」
「良かったー!皆心配してたんだぜ?
一くん、池田屋から帰ってきてからずっと眠ってんだもん」
池田屋……
そうだ、俺は池田屋で敵に斬られて……
「……そうだ、平助、杏子は……」
「大丈夫、杏子は元気だよ」
「そうか……」
良かった、無事なのか……
そう思ったら、自然と頬が緩んだ。


