天狗娘は幕末剣士



そう考えていると……




「おい、平助!しっかりしろ!」




下から永倉さんの叫び声が聞こえてきた。




「血が止まってねえ!誰か、手当を!!」




「平助くん……?」




血が止まってないって……




もしかして、平助くんが斬られた……?




「ボーっとしてんじゃねえよ!」




「っ!!」




斬りかかってきた浪士の刀を、私は間一髪でよけた。




だけど、1人の浪士が私の髪を掴み、無理やり立ち上がらされた。




「いたっ……!」




そして、そのまま私は3人の男に、壁にダンっと抑えつけられた。




「新選組が……覚悟しろよ、小僧!」




そう言って、浪士が私の首元に刀を当てた。




いけない……このままじゃ、殺されちゃう……!