天狗娘は幕末剣士



彼らは大きな蔵の前に立って、山積みになっている何かを、中に入れていた。




「なんだろ、あれ……」




音を立てないように少しずつ近付き、目を凝らす。




やけに大きな荷物ね……。




そう思ってると、1人の男が荷物の中から何かを取り出した。




それを見て、私は目を見開いた。




「って、鉄砲っ……?!」




思わず声を出してしまい、私は慌てて口を塞いだ。




鉄砲だけじゃない。




刀も沢山運び込まれている。




……ここの枡屋、絶対おかしい!




「土方さんに報告しなきゃっ……!」




そう思って振り返った瞬間……




「おい、そこで何してる」




「っ!」




見上げると、大きな男の人が目の前に立っていた。




「あ……」




見つかった……!