言われてみれば、確かにそうかも。
私達には聞こえないだけで、実際にはどうなっているか分からない。
もしかしたら、すごい斬り合いになっていて、叫び声も響いているのかも……
「そういえば……斎藤さんの今夜のお仕事って、近藤さんの護衛ですよね?」
「ああ、そうだ」
「あの……ここにいていいんですか?」
私はおずぞずと斎藤さんに尋ねた。
なんだか、追い出すような言い方になっちゃった。
斎藤さん、気を悪くしなかったかな。
私は単純に、お仕事が大丈夫なのか気になっただけなんだけど……
「……いいんだ」
斉藤さんは静かに目を伏せながら、そう言った。
「近藤さんと土方さんには言ってある。
だから、そんな心配はしなくていい」
「そうだったんですか」
それから暫くして、私の部屋の障子が開けられた。


