「はぁ...
でも何で倒れてたの」



「え...っと....」




「正直にいえ」




「先生の看病も出来ない自分が嫌で....泣いたら少し発作が起きて..グス先生の体温図ろうと思ったら...腕を擦っちゃって..グス血が出てきて...止まらなくて.....」




「はぁー....」


先生は私の横に座り真っ直ぐ私の目を見て



「二度とこんなことはしない
わかった?」




「でも..先生が心配だから....」




「はぁ...俺は医者
風邪くらいどうってことないから」




「でも....」




「でもじゃない
約束できる?」




「う...ん..」




「よし
まだ7時半だけどもう寝な」




「う...ん」




「美玲」




「ん...?」





「ありがとな」



そんなことを言われたら嬉しくてニヤケが止まらなかった


「なにニヤケてんだ
きもい」




「ひどい...」




「うーそ
はー美玲が酸素マスクしてなかったらキスできたのになー」


なんて、とんでもないことを言って出ていった