私は遊佐さんの車に乗り事務所まで送ってもらった。
私は恥ずかしさのあまり遊佐さんの顔をまともに見る事が出来なかった。

遊佐:じゃ、また後でな^ ^

そうか‥‥‥今日は遊佐さんと一緒にアニメのアフレコの仕事があるのだ。
私は大丈夫かなと心配になりながらも事務所の方へ足を進めようとした途端‥‥私は足を止めた。
私は目を見開き目の前の人物を見た。
其処に居たのは私の恋人だった。
私の顔を見た途端ポケットから何かを取り出して私の元へと走って来た。
私はそれが何か気付いた時、逃げる隙などもう無かった。
恋人がもっていたのはカッターナイフ。

柊:っ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。

私は思わず目を瞑った。
けれど、いつまでたっても痛みが来ない。
私は薄っすら目を開けると其処に立っていたのは森久保さんだった。
森久保さんは私の恋人の手を掴んでカッターナイフを取り上げていた。

柊:森久保さんっ!

恋人:柊!!
  何で、昨日家に帰ってこなかった!!!
  何で、他の男の車に乗ってんだよ!!!

柊:それはっ‥‥‥

森久保:答える必要ない。
  柊ちゃん、行こう。

そう言って森久保さんは私の手を掴み事務所の中へ入っていった。
恋人は放心状態でその場で立っていた。
私は心の中で【ごめんなさい】と謝り事務所の中へと脚を踏み入れた。

森久保:俺も知りたいんだけど。

柊:え?

森久保:なんで、遊佐君の車に乗ってた訳。

柊:えっと‥‥‥‥その‥‥‥‥

私は森久保さんにどうして車で送ってもらったかを話た。
私は離している最中に気付いたのだが森久保さんがどんどん不機嫌になっていっている様な気がする。
私は首を傾げながらも話を進めた。
話が終わり私が口を閉じる前に森久保さんは私に近づきキスをした。
時間が止まった感覚に私は襲われた。
誰も居ない事務所。
森久保さんはお構いなしに私を押し倒した。
私は抵抗しようとしたが男性の力等に勝てるわけも無く‥‥森久保さんの言葉で最終的には流されてしまった。

柊:‥‥‥‥‥‥//////////

またやってしまった‥‥。
恋人でもない男性と‥‥‥しかも‥‥‥事務所で‥‥‥。
誰も来なかったから良いけど‥‥って‥‥‥良くないけど!
森久保さんは私の隣で煙草を吸っている。
私はチラチラと森久保さんを見ていた。
それに気付いたのか森久保さんは私にキスした。
今日は意外と大変な一日になりそうだ。