「ねぇ、ミカ?
レイジとはどうしたのよ?
あいつ、姉である私になにも話さないのよ?
どんな神経してるんだかっ!」



と頬を膨らませて剥れるリンカも
かわいい。



「んー?
実際の所
もう1年以上声を聞いてないの。
レイジはカッコいいから、他の女の子が放っておかないんじゃない?
でもいいのよ?
レイジが幸せなら(笑)」


「ほんっとにアイツは
なにやってんだか!!
でも…本当に大丈夫なの?
ミカはレイジの事どう想ってるの?」


「好きよ。
多分レイジ以外は愛せないと思う
でもね、レイジが笑ってくれてたら
私はすっごく幸せよ?」


と言って笑ったら


「相変わらずねぇ〜
ミカは!!お人好しすぎるわっ!」


「ふふふ(笑)
いいのよ?
私はこれが私なんだから」


その時リンカの携帯が鳴った


「もしもし? んっ?
大丈夫よ!! はいはい!
もう帰るところだってば!!」


顔は優しさで溢れてるのに言葉は強気なリンカ。


バンリくんが心配してるのねっ?


私と目が合うとリンカは人差し指を口に当ててニコッと笑った。


そして、私達は次回の約束を取り付けて別れた