えっ??


私はびっくりして2人の顔を交互に見比べるとリンカもニヤッと笑ってお菓子の入った袋を私の目の前に持ってきて


クッキーを指で刺した後
今井くんの口に向かって指をヒョイッと
動かした



私はリンカに首を傾げて


私????と無言で訴えると


黙って頷いたリンカ


うーー


わかったわよ。


私はお菓子の袋の中身をじっくり見て
1番形の整ったやつを選んで今井くんの口の中に放り込んだ


そしたら、今井くんは私の指ごと
パクッとクッキー食べて


「本当だっ!結構イケる…」


と言ってニヤッと笑った。



いやぁ〜!
恥ずかしい……


今井くんにとっては私をからかっただけなんだろうけど、こんなカッコいい顔でこんな事されたらどう反応したらいいのぉ〜!!



私は恥ずかしくて口をアワアワさせていると前の方の男の子集団に呼ばれた



「たちばな〜!
ちょっと、ちよっとぉ〜」



んん???


ナイス!!


この恥ずかしい状況を抜け出したい!


「なにぃ〜??
あっ!ごめん。私行くね!」


とニッコリ笑って男の子の集団に駆け寄ろうとしたら


今井くんにガシッと手を掴まれた


「ん?どうしたの??」


と首を傾げて聞くとパッと手を離して
頭をポリポリかいている。


「あっ!私の席座って??」


と言って慌てて私の椅子を今井くんの方に寄せると私を呼んでいる男の子の集団の方に駆けていった