学校へ着くと明らかにいつもとは違っていた。


私に集まる視線の他にも
ミカに集まる視線もかなりあった。


気分が悪い…
ミカを見る男たちに
腹が立ってしょうがない…


いつもより歩きにくい。


でもミカはその全部の視線が
私に向いてると勘違いしている。


レイジは周りの男達を威嚇しながら歩いてる。


私はあんたが心底羨ましいよ。


あんたと変わりたい!


そしたらミカを力づくで守って
優しく大切に扱って
ミカの心を鷲掴みにして
絶対離さない!!


レイジにだって、今井にだって
ミカは渡したくない!!