あたしはまだ目を閉じたまま先輩と手を繋いであるいている。



あんまりにも怖かったので先輩の手をギュッと握った。




そうすると先輩が耳元で「波奈ちゃん怖い?もうちょっとで着くから頑張って」と囁いた。



先輩が耳元で囁くから…一気にあたしの顔は熱くなったぁ…先輩のバカ…


私は頷くしか出来なかった。




先輩は、クスクス笑っていた。