ほんと両方とも
騒がしい家族だ



あたしたちは歩いて
学校とは逆方向にある
これまた徒歩10分のとこにある
有名なケーキ屋に
いってケーキをとりにいった。




店に着いて入ったら


「いらっしゃいませー」





なんちゅーやる気のない声…

と思ったら




「あれ?モカ?」




ん?なぜ、あたしの名前を?




「あっ!藍田くんじゃん!」




えっ?なお美知って…


あっ!
思い出した!




「あっ!もしかして思い出した?隣のレオだよー!モカ名前とか顔とか覚えるの苦手?」



「興味ない事や興味がなくどーでもいあ人は覚えるのめんどいから」


「モカらしいね!」



するとなお美が
あたしの耳元で



『えっ?何々?もう名前呼び?まさか告られた?』


『なんか気に入られた』


『えー!いーじゃん!藍田くんって学年1かっこいいって言われてるんだよ?』



『へー、興味なーし。てか、ケーキ…』



『あっ!そーだね!』



にしても、
やはり有名店だけあって
凄く美味しそう…


あたしはじーっと
ケーキを見つめていたら



「モカ、ケーキ好きなの?」