「母さん。学校の成績の事でどやされたから、めんどくさくなった」

お母さん…だったんだ。

「でも悠雅、いつも成績いいよね?」

「俺、昔から飛び抜けた1位じゃなきゃ叱られてたんだ。取れて当たり前だって」 

「…そっか」

「まぁ、その内ちゃんと話すよ。今はまだ親や家の話をする時期じゃねえだろうし」

悠雅は私に気づいた?それともただ、付き合って日が浅いって意味なのかな?

「キャーッ音亜たすけてっ」

美亜の声が聞こえてあわてて2人でふすまをあけると、美亜の乱れた浴衣と美亜をまたぐ長谷やん…顔は美亜がぶったのか赤くなっていた

「美亜どうしたの」

「長谷やん、酔った勢いで…長谷やんのばかっ嫌い!バカバカバカ」


私は美亜を慰めて、悠雅が長谷やんをつれて奥の部屋へ

「今日は帰るね」

「あぁ、長谷は俺が介抱する」

「また明日。美亜、いこ」

私達は自分の部屋に戻った