恐る恐る問いかけると、

「最初はどうクラスで馴染むのか不安で噂もあるし怖かったけど…」
「文化祭の準備で一生懸命、私達と一緒に汗流してくれてるの見たら、見直しちゃった」
「今の美鈴を守る五十嵐、男も惚れる男だしな(笑)」

クラスの声を聞いて、恥ずかしそうに悠雅がそっぽを向いている。

「皆…ありがとう。それと、こんな事になってごめんなさい」

「いやー私この看板、正直気に入らなかったんだ。今度はすっごいの作るね」
「また五十嵐くんのカッコイイ姿見れるなら何度でもできるね(笑)」
「もう服の作り方覚えたからすぐできるよ」

「皆…ありがとうっ」

クラスの皆とやりとりしていると長谷やんが手をたたいて皆をまとめる

パンパン

「よーし、これでやあっと本当のクラス団結だな!!何としても、文化祭成功させて、3年に意地見せつけてやれ!!2-Bの底力をな
っ」

「そーと決まったら、書記の私もビシバシ意見言うからね!!」

「予算もだいぶ削られるから大変だけど何かあったらすぐに言ってくれ。俺計算しか出来ないけど、役に立ちたいし」

美亜と井出くんが声をだし、いよいよ私達の文化祭準備、再スタートです