キィー


家の門が開き、誰かがでてくる


私は下を向いたままだから、雨の音のせいて消えそうな小さな足音しかわからない



「音亜…報告、待ってるから。美亜は、音亜の見方だよ」


肩を叩いて通り過ぎ、帰って行く美亜


私は恐る恐る前を向くと…そこにはキリッとした目で怖いものは何もないっとでも言いそうな、悠雅がいた



「音亜、風邪引くから家に入って」


黙って悠雅の言うまま、中にお邪魔することにした


「…おじゃま、しま、す」


お邪魔してから私達はソファーに座り、沈黙状態


今日は使用人の人誰もいなく、繚辺さんの姿もない