施設についた私は部屋に直行して布団にこもる
「音亜っ!?」
幸司が私を追って部屋に入ってきてベッドの前にひざを突いた
「音亜、何があった!?」
「ぅ…っ、こ…っ…………じぃ…………っ…………」
ぐしゃぐしゃになった顔で泣く私を見て、幸司は切ない顔をした途端、私の頭を大きな手で引き寄せる
「っ…?!」
あまりにも突然の事。至近距離に幸司の目、私の鼻には幸司の前髪がかすれて……唇に………幸司の唇が重なっていた
「んっ……幸司…ちょ…っっ」
何度も何度も重ねた後、強く抱きしめる
「…ごめん。嫌だったよな………ごめん。でも俺…音亜がこんななってるのほっとけなくて…音亜が……………」
何か言いかけた後、腕の力を緩めて私から離れる
「大丈夫……大丈夫だよ。俺がいる。お前には俺がいるから。今の今だけど…もう音亜の嫌がることしねえから…何があったか話して?」
そう言った顔はいつもの親友であり弟である幸司の顔だった
どこか寂しそうでもあったけど………



