【完】強引に、キス



翌朝


昨日の事が信じられずに、学校に向かう足が心なしか重たく感じていた。



「女になれって言われても…きっとからかわれたんだよね」


1人つぶやいて足元ばかり見ていると急に誰かにぶつかった


「キャッ、す、すみませんっ」


慌てて顔を上げると、今一番みたくない顔が


「おはよう」


そう。五十嵐 悠雅(ゆうが)!



「五十嵐くん!何でここにいるのっ?」


私は目を背けて話す。なぜかって?あの恐怖の目を見たくないから



「お前を待ってたんだよ。言ったろ?俺の女なれって」



彼はそう言うと、進行方向に体の向きを変え、歩き出した。

「来ねえの?遅刻するよ」


私はハッとして、早足で学校へとむかった。