きっとあの空に飛び込めば
 
世界が全て空色に見えるんだね
 
 
いっそ飛び込んでみようか
 
 
そう言って君は飛び出した
 
 
だけども空の空色を
 
追えば追う程に空は透明で
 
君はどこまでもどこまでも
 
どこまでもどこまでも
 
 
いつしか君は大気を越えて
 
宇宙の塵になっちゃった
 
 
 
 
 
「知らなくて良い現実は
 
知らなくて良いんだよ」
 
 
空はそう呟いて
 
何食わぬ顔で空色だった