たくさんの人の目線私に向く。


必死に笑いをこらえてる人と、この世のものではないものを見るような目でみるひとと・・


恥ずかしい・・
注目されるのが一番苦手だった。


思わず顔を下にむける。
あー・・・・・

タヌ五郎の目が、ひとつとれてしまっていた・・
病院へつれていかなきゃ・・!


「ご・・・ごめん・・大丈夫?」
私をとばした人が言う。


私の脳が告げる。こいつはやばいやつだと。

金髪、ピアス、ネックレス。顔がこわい・・




チャラチャラしてる!!


「まさか・・あっ・・あんなふうに・・飛ぶなんて思ってなくて・・っぷ」


笑った。

自分が笑われたって言うのに、なぜか私は悲しくなかった。



たぶんこのチャラチャラな人の笑顔が、あまりに可愛かったから・・かもしれない



「結弦、お前、今度はなにしたんだ?」