ーーーー葉奈目線ーーーー


おっきくて、ピカピカした校舎。
私が通っている高校。


教室に入る前、私がかならずすること、
「よし!がんばろっ」
スクールバックの中に入った(正確には入ってない。顔がでている)おっきくてふわふわした私の唯一のお友達、タヌ五郎にむかって私はそうつぶやくこと。





入学して一ヶ月、お友達はバックの中に入っているタヌ五郎だけ。



話そうと努力はしてみるけど・・・
いまいち盛り上がらずやっぱりだめだった。




そんなことを考えてら突然


「どいて。邪魔」

知らない男の子に邪魔って言われたのと同時に、私の体が宙に舞った


舞ったっていうか・・・





宙で一回転しました。